ジュニアクラス

心身を育んだ子どもたちが、 より高い稜線をめざす「ジュニアクラス」。 歩くチカラから、生きるチカラへ! (写真:八ヶ岳、東ギボシの山頂手前を行く子どもたち)

赤岳山頂の6名の児童たち(2017年6月25日AM9:30)


親子山学校のジュニアクラスの親子による、八ヶ岳の最高峰・赤岳(2899m)への登山を、6月24日(土)から25日(日)の1泊2日で実施しました。山頂アタックの二日目は雨の予報でしたが、雨の止んだ午前中の間隙を縫って、赤岳鉱泉から山頂まで登り2時間45分(休憩含む)の好タイムで全員登頂を果たしました。参加したのは高学年の5年生、6年生の児童6名(男子3名、女子3名)と、その親御さん(ジュニアクラス専任リーダーを含む)たち総勢14名のパーティーです。(一部の写真は、クリックすると拡大表示できます)


初日、赤岳鉱泉へのアプローチで鼻血を出した児童の手当

【初日】6月24日(土)晴れ

登山口の美濃戸口から美濃戸山荘まで休まずに歩き、山荘前で昼食を済ませました。さらに林道を進み、堰堤広場前の河原で二度目の休憩をとり、さあ出発というときに5年生の女子が鼻血。看護師の資格を持つ専任リーダーHさんに手当をしてもらい、1時間後に出発できました。15時半に先着した10名に続いて、16時には残りの4名も赤岳鉱泉に無事到着しました。

【二日目】6月25日(日)雨のち曇り
山小屋の屋根を叩く雨音で目が覚めました。5時過ぎ、表に出て様子を見ると雨脚はしだいに弱まっていました。風はほとんどなく気温も気圧も安定していたので、参加者全員に「雨でも行けるところまで行こう。進退は先々の状況で判断。朝食後、いつでも出発できる準備をしておくこと」と伝えて、6時45分赤岳鉱泉を出発しました。行者小屋前で完全に雨具を解いて、身軽な服装で文三郎尾根にとりつきました。それ以降は全員闘志あふれる力強い登りで、赤岳鉱泉を発ってから2時間45分後の9時30分に赤岳(2899m)の頂上に立ちました。30分の休憩後、同じルートで行者小屋まで降り、昼食をすませて南沢ルートで美濃戸口まで下山。6名の子どもたちは最後まで元気いっぱいで帰路につきました。


赤岳鉱泉前で出発前の記念撮影。後ろの奥に赤岳の山頂部が見える


樹林帯を抜けて文三郎尾根の階段が始まる。元気な子どもたち








これより核心部を登る