お知らせ

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■アイゼンを用意する

親子山学校では年間を通して山登りをしているため、親子全員アイゼンの携行が必要になる時期があります。キッズクラスで登っている低山でも、例年1月から2月には積雪があります。ジュニアクラスでは標高二千メートル前後の雪山に行きます。低山は雪そのものは少ないのですが、アプローチで歩く日陰の林道、北向き斜面の登山道などが凍結している場面によく遭遇します。スリップして転倒すると骨折する危険もあるため、アイスバーンをしっかりと捉えてくれるアイゼンは欠かせません。



親子山学校の親子が使うアイゼンは、いわゆる軽アイゼンと呼ばれるもので、6本爪を推奨しています。靴のかかと部分、真ん中、つま先部分に2本づつ爪の付いたタイプです。子ども用のアイゼンというのはありませんので、子どもたちには大人の軽アイゼンを利用してもらっていますが、登山靴のサイズが小さすぎると利用できるものがありません。その場合は4本爪の軽アイゼンにしてもらいますが、履いている靴によっては装着できなかったり、歩き方にコツがいることや締め付けが弱いと脱落しやすいなどの問題点もあります。その点では6本爪のほうが安定感があり、フラットに足を置く歩きには適しています。

「子どもにアイゼン?」と理解できない店員やお店が多い中、吉祥寺(東京・武蔵野市)の登山用品店「山幸」さんは子どもの登山靴に合わせて軽アイゼンをしっかりと調整してくれます。ただし6本爪が使える場合で、山幸で購入したアイゼンに限ってです。その調整自体、非常に手間のかかる作業なのですが、一つひとつ丁寧に調整してくれます。

どんなアイゼンが良いかということは一概には言えませんので、この件についてはここでは深くお話しません。あくまでも冬季の山歩きを補助する代用品として、私たちも試行錯誤しながら利用しています。


爪の先端がすっかり丸くなっています


■アイゼンの爪を研ぐ

今日は四、五年前に買った6本爪アイゼンの爪の先端を研ぐメンテナンスをしました。EVERNEWの幅調整式6本爪アイゼン。ワンタッチバックル&ストラップ方式なので着脱が素早くできるのが利点の一つです。ベルト式に不慣れな初心者は、こうしたワンタッチ式が良いかも知れません。購入以来、一度も爪を研磨していなかったので先端はすっかり丸くなっています。

お使いのアイゼンの素材(ステンレス、アルミ、クロモリなど)によっては手入れ方法が異なると思います。私流のメンテナンスなので、あくまでも参考程度にご覧ください。

〇使用したあとのアイゼンは事前に洗って、汚れを落としてありますが、目地などに残った土などのゴミは細目のブラシでよく落とします
〇金属部分の目立った錆や汚れを、錆落とし用スポンジで丁寧に落とします。紙ヤスリでも良い。
〇棒ヤスリで爪の先端に向かって尖らせます(私は荒目と中目のヤスリを使いましたが、中目と細目のヤスリで良いと思います)
氷壁を登るわけではありませんので、爪はそんなに鋭く尖らせる必要はありません。子どもが使うものは特にケガの元になるので、やり過ぎないように!
〇最後に錆止めのスプレー(またはクリーム)をかける
〇専用ケースに入れて保管


目地に詰まったゴミも丁寧にブラシで落とす


研磨する前の爪(左)と研磨後(右)


この程度で十分、凍結箇所を噛んでくれます


約1時間かけて丁寧に左右の爪、計12本を研磨しました


低山に積もった雪山に子どもたちがアイゼンを使って登る日は、子どもたちにとってもスペシャルな山登りに思えるようで、そんな日は「早くアイゼンをつけて歩きたい」顔つきの子どもたちでいっぱいです。

アイゼンを使うべき場所、アイゼンを履いての登り方や下り方など細かい技術もありますが、これも普段の歩きがちゃんと出来ている子は、自然にコツを覚えて上手に歩けます。ドカドカと歩く癖や、靴を擦って歩くような癖は、アイゼンを使った歩行には不向きです。

また、雪だからといってむやみにアイゼンを履いて歩くとは限りません。雪質の硬さ、柔らかさ、踏み跡のステップの状況、傾斜などいろんな状況をみて、装着すべきか否かを判断して下さい。普段から正しい歩き方を子どもたちに教えてあげることが基本であり、その延長が道具を正しく有効に安全に活用できることを知ってほしいと思います。


正しく装着できているか、大人(親)がしっかりと確認すること


雪の状態次第ではアイゼンなしでも十分に登れる場合があります(陣馬山:アイゼンなしで登る親子)


入笠山山頂。この日はアイゼンで登りましたが、なくても登れる状態の場合もあります


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