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親子山で使うトランシーバー

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「親子山で使うトランシーバー」

親子山学校の山行では、15年以上前からトランシーバーを使っています。免許や資格の入らない「特定小電力トランシーバー」と呼ばれるものです。長距離でも交信ができる免許が必要な性能の良いトランシーバーに替えようと考えたこともありますが、特定小電力トランシーバーで良いと判断しました。

親子山学校では、日帰りの月例山行が毎月3回から4回あり、山小屋に宿泊する高所登山も月に一回程度、年間を通して行っているため、トランシーバーは普段使いの日用雑貨のように扱っています。大人だけでなく子どもにもトランシーバーを持たせて、移動しながらの交信を頻繁に交わすので、プロ仕様の高価な無線機で交信を交わす必要がありません。

親子山の山行で使うトランシーバーは、整備された平地や屋内とは違って、雨・風・雪はもちろん猛暑や極寒にも晒される、とても過酷な自然環境の中で使われるため、高価で高性能なトランシーバーの取り扱いに神経をすり減らすより、消耗品のように扱える特定小電力トランシーバーで十分と判断したのです。

最新型の省電力トランシーバー(八重洲無線)

そうした安価なトランシーバーでも、一番の悩みがありました。

それはトランシーバーの本体から飛び出たアンテナの損傷でした。親子山学校が購入し使ってきた三世代のトランシーバーを見比べて下さい。

左から、アンテナの長さが徐々に短くなっていく

初期の頃に購入したトランシーバーのアンテナは、長さが10センチほどあります。様々な使用状態に伴ってこのアンテナに力が加わり、曲り、劣化も進み、アンテナ部分が損傷してくると送受信の性能が落ちてしまうことが度々起こり、交信の性能が落ちてきたため買い換えることが多くなりました。本体から飛び出たアンテナの長さと、そのアンテナの作りが過酷な利用状況に耐えられる強度ではなかったからです。

メーカー側もそうした現場の声をつかんでいたのか、次の世代のトランシーバーではアンテナが7.5センチのモデルが登場しました。

さらに最新型ではアンテナの長さは3.5センチにまで短くなっており、太く短いアンテナは簡単に折り曲がるリスクが解消されています。親子山学校では今後は順次、このショートアンテナ・モデルに買い換えていきます。

アンテナ先端が欠損した例とアンテナの根本が破損している例

一度破損しかけたアンテナはテーピングで補強しても長くは持たない

最近の特定小電力トランシーバーも、USBケーブルを使った充電式のモデルが出回っています。電池を使わない分、さらに軽量化が進みましたが、親子山学校では単三乾電池一本のモデルを使います。

理由は簡単で、充電式のトランシーバーのバッテリーが切れても、山の中では充電できる電源の確保ができません。充電のために重たいモバイルバッテリーを持ち歩くより、電池一本を素早く交換するだけで使える従来型の方が、登山では合理的だからです。

ショートアンテナ・モデルのSRS210SA(八重洲無線)

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