子どもの芸術祭「オヤコヤマ・ビエンナーレ」
親子山学校が一貫して望んできたのは、子どもたちに「歩くチカラ」を育んでもらうことです。幼いうちから山登りで歩くチカラを身につけ、五感を磨いてきた子どもたちはやがて自我に目覚め、自分で「考えるチカラ」を養い始めます。その過程で求められるのが「表現するチカラ」です。
本年10月26日(土)〜27日(日)の二日間、親子山学校の子どもたちによる芸術祭、第一回「オヤコヤマ・ビエンナーレ」を開催します。
山登りではなく芸術、子どもたちアートにが挑みます。「歩くチカラ」を糧にしてきた子どもたちが、果たしてどんな「表現するチカラ」を見せてくれるのか。21年目の親子山学校が始める新たなプロジェクト、子どもによる子どものためのアート・フェスティバル「オヤコヤマ・ビエンナーレ」についてご案内します。
「オヤコヤマ・ビエンナーレ」は、子どもたちが作った立体造形を野外に展示し、自由に展覧してもらう野外イベントです。会場として選んだ場所は桂川ウェルネスパーク。山梨県大月市にある40ヘクタールの広大な自然公園です。その一角、東ゾーンを借り切って、手入れの行き届いた芝生の広場や林の中に、子どもたちが創り上げた立体造形やインスタレーションを展示します。(トップ画面のイラストを参照)
※ビエンナーレとは:イタリア語で2年に一度の意味。ベネチア・ビエンナーレに代表される総合芸術祭が有名。オヤコヤマ・ビエンナーレも次回は2026年に開催予定。
※インスタレーションとは:作品を展示する空間全体を使った現代美術の表現方法。鑑賞者は作品の中に入り、五感でアーティストの世界観を体験する。
【オヤコヤマ・ビエンナーレの概要】
桂川ウェルネスパークの東ゾーン一帯が会場になります。
ビエンナーレのマップやプログラムは、ペーパーレスを図るため、会場に掲示したQRコードをスマホで読み取って利用してもらいます。
オヤコヤマ・ビエンナーレは子どもたちによる「自治」を目指しており、会期中は「子ども実行委員会」の子どもスタッフが切り盛りします。
第一回のメインテーマは「カベ、サヨナラ」。これも子どもたちが考えました。
そのメインテーマを象徴する巨大な壁がメインエリアに出現します。
色とりどりのガーランドが会場を飾り、メインエリアには本部テント、DJブース、ケータリングの出店など、まるで野外フェスのノリ。
作品を創った子どもアーティストによる「アーティスト・ツアー」を実施。製作意図や苦心談などを、複数の作家の子どもと一緒に会場を回ります。(当日の事前予約)
また会期中は、子どもアーティスト同士のトーク・ライブやワークショップも開催予定。
別なエリアには宿泊棟と屋内展示室を兼ねたノルディスク・テント(大型テント)も設営されます。
会期中、ビエンナーレには親子山学校の現役メンバーや卒業生、OB・OGを含めて200名余りが参加する予定。
でも、ビエンナーレは来る者は拒まず。会期中は一般の方々も自由に入場し、野外展示を楽しんでいただけます。(一般者は入場無料)
★これ以降も、不定期ですがビエンナーレ情報をアップデートしていきます。
★メディア関係者などによるお尋ねや取材については、info@oyakoyama.com 親子山学校の主宰・関まで