キッズクラス

満4歳以上の子どもと親が、 一年間の低山トレッキングを通して <歩くチカラ>を育む「キッズクラス」―――。

雨でも登る親子山学校(陣馬山)


2022年度の「キッズクラス」12期生の募集開始は、2022年2月14日からです。関心のある方は「Q&A」の1と合わせて、こちらもお読み下さい。



「2022年度キッズクラス募集について」Q&A Part2

Q・なぜ山登りを毎月一回、一年を通してやるんですか?

A・親子山学校では、同じ顔ぶれの親子が集まって活動します。イチゲンさんの参加は一切お断りしています。山登りは、親子登山であろうと登る山が低山であろうと、常にリスクが伴うスポーツです。親子山学校の山登りは団体登山に当たるため、参加するすべての親子に危機管理能力や主体性、協調性、想像力がなければ安全登山は維持できません。山での基本的な注意事項や自然への対応をカラダで覚えるには、最低でも一年間、様々な季節に山登りをする必要があります。最初の一年目を毎月一回(全12回)休まずに参加した親子は明らかに成長しますし、休みがちな親子はいつまでたっても山に馴染めずにビギナーのままで終わります。山登りには楽しいこともあるけれど、苦しいことや辛いことも仲間の親子と共に一年間頑張ってみましょう。

Q・低山しか登らないんですか?

A・キッズクラスでは4歳児から小学6年生までの、体力や性格にも個人差がある子どもたちで構成されています。中でも主眼に置いているのは未就学児です。この子たちが山登りを通して「歩くチカラ」を身に付け、「健全なココロとカラダを育んでもらう」ことがキッズクラスの活動主旨です。

こうした小さな子どもでも、無理なくどんな季節でも余裕をもって登るには、標高の低い山が適しています。低山の中でもアクセスが良いこと、登山道が整備されていること、エスケープルートも含めて複数のルートが選べること、登山道の様々な形状が学べること、茶屋やトイレがあることなどの諸条件を満たしている低山を選んで登っています。

親子山学校では、山登りを通して子どもたちに人間の土台を育んでもらうことを目的にしています。このため、キッズクラスで登る山は毎年ほとんど同じ山とルートです。山登りという身体運動を通して、基本の動作や感覚を磨く意味でも反復する行為はとても大切です。大人の百名山めぐりのように、子どもに次々と違う山の頂上を踏ませることには何の意味もありません。子どもは繰り返す行為によって深く考え、様々なものを吸収し身に付けていきます。

Q・資料請求しましたが、「資料はない」と言われました…。

A・募集に当たって事前に配布する資料はありません。山登りは、カタログを見て商品を購入するような消費行動とは違います。そもそも山登りとは、100%想定した通りに実現できるものでもありません。しかし、想像し計画を立てることはとても大事です。山登りは、想定したことと現実の違いを学ぶスポーツです。ですから、どんなに体裁よくカタログを飾り立ても、工業製品を買うようにそっくり同じ体験、同じ学びが得られるわけはないのです。当ブログやFacebookをご覧いただければ、おおよその活動内容や活動主旨は理解できると思います。それでも資料がないとなにも判断できないという方は、マニュアルが完備された親子向けのツアー登山を探して下さい。

Q・落ち着きのない子どもですが、大丈夫でしょうか?

A・キッズクラスには、いわゆる発達しょうがいと言われる子どもたちも参加しています。自分のザックを自分で背負って、自分の足で歩ける限り、どんな子どもでも受け入れています。しかし、登山中に明らかな危険行為や勝手な行動をとった場合は、その場で叱ります。(これは親であっても同様に叱ります)場合によってはその場で下山を命じたり、退会を促す判断をします。平地と違って山には様々な危険要因がひそんでいるので、子どもの性格や障害の有る無しに関係なく「ダメなものはダメ!」と厳しく注意します。ほとんどの場合、子どもたちは素直に聞いてくれます。

Q・根気のない子ですが、大丈夫でしょうか?

A・男の子に多くみられるケースですが、歩き始めはやたらと元気があるけど、登りはじめて10分もしないうちにブツブツと文句を言い出し、そのうちぐずったり泣いたりして、歩みもどんどん遅くなる…。「休憩はまだ?」「あと何分?」「足が痛い」「お腹が痛い」などと不平不満を次々に口にしてきます。そういう声が聞こえてきても、私は無視します。泣こうがわめこうが、よほどのことがない限りは、想定した休憩ポイントに着くまでは歩き続けます。キッズクラスは最大で1時間前後、休まずに歩くこともあります。こうした「へなちょこ男子」の場合も一年間休まずに参加できれば、ある程度まで根気も持久力もつきますが、月に一度だけの山登りだけでは限界があります。山登りをきっかけに、子どもの生活習慣の改善や親子関係を見直すことも必要になると思います。

最近では自分勝手で、モラルに欠けた親御さんも増えています。多くの場合、子どもにはなんら問題も責任もなく、あるとしたらたいていは親である大人であったり、社会の側の問題や責任だと思います。

Q・どうしても親子で登山用品を揃えなければいけませんか?

A・親子ともザック(リュックサック)、レインウエア、登山靴を用意して下さい。トレッキング・パンツ(ズボン)も登山に適したものを履いて下さい。ウエア類もコットンではなく速乾性のある衣類を着用して下さい。ジーパンやスニーカーでの参加は固くお断りします。親子山学校の山登りは、雨や炎天下でも4時間、5時間と歩きます。水たまり、ぬかるみの道も歩きます。凍てつく真冬でも歩きます。入会から八ヶ月後の12月には、朝から日没までの時間をかけて山から山へ20km近い縦走を全員で行います。そうした山でも不安なく過ごすためには、登山に適した服装や装備が不可欠です。野球やサッカーをやるには、それに適したユニフォームやシューズがあるのと同じです。まして山登りは、刻々と変化する自然を相手にするスポーツです。「装備や服装など自由でいいじゃないか」という考えの方は、どうぞ個人的にやって下さい。

Q・まったくの初心者です。一年続ければ山の経験値やスキルは上がりますか?

A・親子山学校のキッズクラスでは、標高1000メートル以下の、登山道が整備された低山に登ります。しかし、そうした低山でも道はすべて不定形であり、一つとして同じ道はありません。登山道には岩や石もあれば、露出した木の根っこ、道をふさぐ倒木、水たまりやぬかるみ、片側が谷に切れ落ちた細い道、落石の可能性がある斜面にそった道、判断に迷う標識のない分岐点、そういった不確かな要素が混在しています。それらの悪路をバランスよく安全に通過して、無事に帰ってくる行為が山登りです。ですから低山であっても十分に学べます。

Q・どういう方が引率、指導されるのですか?

A・キッズクラスの毎月の山行は、班ごとに分かれて登ります。班には必ずリーダーとサブリーダーがつきます。リーダーは主宰者のほかに複数の専任リーダーが担当します。専任リーダーとはいえ、あなたと同じように子どもと一緒にキッズクラスに参加しているメンバーの親御さんです。参加二年目からの親御さんも、リーダーやサブリーダーを担当します。小学5年、6年の高学年の子どもたちにもリーダーやサブリーダーを任せています。

キッズクラスのすべての親子は、主体的に参加し、自立した登山者を目指すことが前提です。つまり、誰がリーダーやサブリーダーになっても、同じ意識で安全に登山ができるように取り組んでいます。金魚のフンでいられるのは、最初の一年目だけです。

Q・とても良さそうなので、主人と子どもに参加させたいと思います。(母はお留守番?)

A・こういうケースでありがちなのは、ご主人が親子山学校の流儀をまるで理解できていないまま、「お客さん」状態で山に「行かされている」ことです。申し込んだ人と参加する人の意識が違うのは、不幸の始まりです。参加する親自身が山を楽しんでいないと、子どもにも主体性や自立心は生まれません。なかには、参加してからどっぷりとハマってしまうお父さんもおります。そういう場合は、子どもも自然に山に馴染んでくれます。当たり前のことですが、親子山学校の活動主旨を親子でしっかりと確認し、理解した上で参加するようお願いします。「なんとなく良さそうだから」という動機での参加はよしましょう。「なんとなく」が通用するほど、親子山学校も山も優しくはありませんし、そこまで寛容ではありません。お互いに時間の無駄はよしましょう。

Q・キッズクラスに入るには毎年難関だと聞いていますが。受かるコツは?

A・募集要項に書かれている内容をきちんと読み、応募に必要な記入事項を「指定した通りに、落ち着いて正しく丁寧に書けばよい」だけです。入学試験や入社試験でも同じですよね。ましてや親子山学校には難しい「設問」はありません。あるのは参加する親子の個人情報の記入と、簡単な課題作文だけです。ちゃんと読まずに勝手な解釈で書いたものはすぐに分かります。よくある間違いは、生年月日を西暦でと指定しているのに、平成〇年と書いてくる例。郵便番号の記入も求められているのに抜けていたり。そういう箇所が複数あると問答無用で「不合格」にします。

以上