2015年8月北アルプス・スバリ岳に立つジュニアの岳童
例年12月には、キッズクラスから数名の子どもたちが、翌年の「ジュニアクラス」入りを賭けてトライアル登山に挑みます。ここ二年は倉岳山(山梨・大月市)を舞台に、日帰りで10キロほどの行程を歩きます。今季は6名の子どもが挑戦し、4名合格、2名不合格となりました。合格した子どもたちはよほどの事情がない限り、小学6年生まで山登りを続けます。
親子山学校のジュニアトライアルでは、子どもたちのどんなところを観察し評価しているのか。昨年12月24日に実施したトライアルの審査結果から、その一部を初公開します。
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当日は、親御さんも立ち合いのもとで行いましたので、実地状況はご覧になった通りです。実地そのものは、何一つ特別なことはしていません。私は子どもたちの後ろについて、登りと下りを中心に、それぞれの歩く様子を拝見しました。
子どもたちを見る評価の基準はただ一つ、その歩きやその行動が「ジュニアで登る山に通用するかどうか」です。キッズクラスでは大目に見られても、ジュニアでは決して見過ごせない大事な事柄です。そのジュニア基準とは何かを、皆さんにも具体的に分かりやすく示すために、「カラダの評価」と「ココロの評価」の二つに大別しました。
さらにAからDまでの四項目から子どもの達成度を見て、それぞれを5段階評価にしました。オール5なら満点の20点。合格ラインは15点以上としました。したがって15点以下は不合格となります。
ジュニア基準・「トライアルの報告」より の続きを読む