お知らせ

親子山学校からのお知らせ全般をお伝えします。

強烈なみぞれが待ち受けていた矢倉岳(箱根・870m)2015年2月8日・ジュニアクラス山行


親子山学校の山行は、原則「雨天決行」です。

これは「よちよち山」「キッズクラス」「ジュニアクラス」
すべてのカテゴリーに共通する“当たり前”のことです。

ですから、メンバーの親子は季節、天気に関わりなく
一年中雨具は必携。(これも当たり前のことですが)

活動を始めて12年間、雨が降ってきたのに雨具を
持っていなかった、というメンバーは私の知る限り
一人もいません。

忘れてきたけど、運良く降らずに済んでいたのかも
知れませんが・・・。



工事現場などで働く方々なら目にしたり、
耳にしたことがあるはずの標語、
「安全のABC」をご存知ですか?

これ、登山にもそっくり使える分かりやすい標語です。
覚えて心がけておくといいですよ!


甲斐駒 こうした岩場を何度も登り下りしながら前進する。


そのトレッキングポール(ストック)が邪魔なんです!

ジュニアクラスで登った甲斐駒ケ岳の、登山中に出会った光景について報告します。北沢峠から甲斐駒ケ岳(2967m)をめざす場合、まず前衛にある駒津峰(2752m)に登ります。駒津峰からは六方石のある鞍部まで岩稜の尾根を急降下して、そこから山頂に向かって登り返します。六方石から巻き道を使う場合、さらに下降して山腹をトラバース気味に巻き、花崗岩の森林限界に向かって登って行きます。この区間には高低差のある狭い岩場が三つほどあります。高いところでその高さは4、5メートルほどでしょうか。

ジュニアクラスの親子3組と登頂を果たして、同じルートで駒津峰に向かっていたとき、この落差のある岩場の一つで渋滞が起きていました。近づくと私たちの前にいた5、6人の年配者のパーティーが岩場の下におり、上から下りてくるパーティーの通過を待っていました。


山には子どもの冒険心をくすぐるものがいっぱい!(北八ヶ岳・こまどり沢上あたり)


一昔と比べてみても、子どもたちを取り巻く社会は急速に変化しています。
子どもが社会やコミュニティーから守られているというのは、もはや神話か物語の世界であり、無力で立場の弱い子どもたちは、もっとも危険にさらされているとも言えます。大げさに言えば、子どもたちは毎日のように世界各地で誘拐されたり殺されたり、虐待やいじめに遭っています。

ほとんどの子どもたちには、それを回避したり察知する術(すべ)は何も持ち合わせていません。とくに日本人の場合はそれが顕著に見られます。どんなに親が「気をつけなさいね」と言っても、そのときにならなければ、あるいはそのときになっても、ほとんどの子どもたちはどうすることもできないのが現状ではないでしょうか。



草履(ぞうり)を履いています。
家にいる以外の時間、下手をすると登山靴で歩いている時間のほうが長いこともあるので、なるべく足を解放したいこともあります。それ以上に、草履で歩くと左右の足の出し方、足の運び方、地面への足の接地などが、自然に理想的なスタンスをとっている感触がします。心なしか姿勢もよくなるように思います。足の親指と人差し指の股を鼻緒にひっかけて歩くことで、自然と正しい歩き方が身につくようです。