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「なぜ叱るのか」

最近はあまり叱ることもなくなりましたが、単に呆れることが増えただけで、叱る以前のことなのかもしれませんね。

しかし、呆れてばかりいてもろくなことは起こりませんので、そのうち叱ることがあるでしょう。

しかししかし、叱るという行為は、生半可なことではできません。本気で叱るから意味があるのであって、それには相当の覚悟が必要になります。かと言って、のべつ幕なし叱り続けては、ただの癇癪持ちと変わりませんからね。加減が難しい。

それに、本気で叱るとなると、それはもう血管切れそうになりますから、自分のカラダとよく相談もしなければなりません。「叱り死に」、なんていうみっともない死に方はしたくないですからね。



『ゆたかなこども』2015年No.30表紙


河合楽器の「カワイ音楽教室」と並んで全国に教室を持つ「カワイ体育教室」が、保護者向けに発行している子育て支援冊子『ゆたかなこども』があります。次号で「親子トレッキングのススメ」の記事を載せるということで、親子登山の魅力や注意点などについてインタビューを受けました。


ロックガーデン(奥多摩)


「山道は楽譜」

あの山この山、登山道を歩くのは作曲家が創造した楽譜に沿って演奏するようなものです。楽譜にはいろんな記号があります。ここは「なだらかに」弾いてとか。ここは「激しく」とか。

山道にある木橋やクサリ場や段差や根っこだって、立派な記号です。あとは演奏者の解釈や力量で、音色や表現が違うように、あなたがどう歩くかです。

これはどんな世界を表現した楽譜かな。最初は譜面通りに、素直に楽器を弾く感じで歩きます。同じ山道を何度も歩くうちに、理解が深まります。そこに山登りの楽しみがあります。

決まったルートの山道がクラシック音楽の楽譜だとすると、バリエーションルートはさしずめフリージャズですね。この山道は演歌だなとか、これはロックだなとか。そうやって、楽譜を読むように山道を歩くと風景も心も楽しくなります。


新緑の頃のケヤキ(A)。だが、ようく見てみると…


私は植物や森林などの成り立ちを専門に学んだことは一度もないので、この手の話はまったくの門外漢です。専門知識のない素人の他愛ない話とお読みいただき、誤り等があればぜひご教授下さい。

毎日のように散歩する小道が我が家のそばにあります。いにしえの甲州街道の一部に当たるその古道には、クヌギやケヤキの木に混じって、植林された思われる梅やシュロなども生えています。

情緒を感じるのは、わずか二百メートルにも満たない部分ですが、ここを飼い犬と散歩するのが毎日の慣わしです。そんな日々を漫然と送っていたある時、はじめて気づいたことがありました。