カワイ体育教室『ゆたかなこども』に親子登山のススメ!
河合楽器の「カワイ音楽教室」と並んで全国に教室を持つ「カワイ体育教室」が、保護者向けに発行している子育て支援冊子『ゆたかなこども』があります。次号で「親子トレッキングのススメ」の記事を載せるということで、親子登山の魅力や注意点などについてインタビューを受けました。
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河合楽器の「カワイ音楽教室」と並んで全国に教室を持つ「カワイ体育教室」が、保護者向けに発行している子育て支援冊子『ゆたかなこども』があります。次号で「親子トレッキングのススメ」の記事を載せるということで、親子登山の魅力や注意点などについてインタビューを受けました。
例年、春が近づくと幾つかの取材を受けますが、この春は『小田急に乗って』2016年春号が特集する「親子登山」の監修を勤めさせていただきました。
ロックガーデン(奥多摩)
「山道は楽譜」
あの山この山、登山道を歩くのは作曲家が創造した楽譜に沿って演奏するようなものです。楽譜にはいろんな記号があります。ここは「なだらかに」弾いてとか。ここは「激しく」とか。
山道にある木橋やクサリ場や段差や根っこだって、立派な記号です。あとは演奏者の解釈や力量で、音色や表現が違うように、あなたがどう歩くかです。
これはどんな世界を表現した楽譜かな。最初は譜面通りに、素直に楽器を弾く感じで歩きます。同じ山道を何度も歩くうちに、理解が深まります。そこに山登りの楽しみがあります。
決まったルートの山道がクラシック音楽の楽譜だとすると、バリエーションルートはさしずめフリージャズですね。この山道は演歌だなとか、これはロックだなとか。そうやって、楽譜を読むように山道を歩くと風景も心も楽しくなります。
私は植物や森林などの成り立ちを専門に学んだことは一度もないので、この手の話はまったくの門外漢です。専門知識のない素人の他愛ない話とお読みいただき、誤り等があればぜひご教授下さい。
毎日のように散歩する小道が我が家のそばにあります。いにしえの甲州街道の一部に当たるその古道には、クヌギやケヤキの木に混じって、植林された思われる梅やシュロなども生えています。
情緒を感じるのは、わずか二百メートルにも満たない部分ですが、ここを飼い犬と散歩するのが毎日の慣わしです。そんな日々を漫然と送っていたある時、はじめて気づいたことがありました。
コラム「情報と極意」
先日、キッズクラスの親子たちと一緒に、ウィンターシーズンを迎えたばかりの入笠山に登り、マナスル山荘本館に泊まりました。
毎回、親子山学校の活動に理解を示してくれるオーナーの山口信吉さんと、ご両親の温かいもてなしで、参加した親子は初めての雪山も山小屋も心地よく過ごすことができました。
夜は山口さんを交えて有意義なお話がたくさん聞けました。参加した親たちは、それぞれに得るものがたくさんあったと思います。
話の輪の中にいた私でしたが、翌日になってなにか違和感というか、しこりのような感触が私の中に湧いてきました。あの夜に語られた山口さんと、それを聞いていた親御さんたちとの間に、ある種のひずみのようなものがなかったろうか。それは一体なんだろうかと、ずっと考えてしまったのです。
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