お知らせ

親子山学校からのお知らせ全般をお伝えします。

甲斐駒 こうした岩場を何度も登り下りしながら前進する。


そのトレッキングポール(ストック)が邪魔なんです!

ジュニアクラスで登った甲斐駒ケ岳の、登山中に出会った光景について報告します。北沢峠から甲斐駒ケ岳(2967m)をめざす場合、まず前衛にある駒津峰(2752m)に登ります。駒津峰からは六方石のある鞍部まで岩稜の尾根を急降下して、そこから山頂に向かって登り返します。六方石から巻き道を使う場合、さらに下降して山腹をトラバース気味に巻き、花崗岩の森林限界に向かって登って行きます。この区間には高低差のある狭い岩場が三つほどあります。高いところでその高さは4、5メートルほどでしょうか。

ジュニアクラスの親子3組と登頂を果たして、同じルートで駒津峰に向かっていたとき、この落差のある岩場の一つで渋滞が起きていました。近づくと私たちの前にいた5、6人の年配者のパーティーが岩場の下におり、上から下りてくるパーティーの通過を待っていました。


山には子どもの冒険心をくすぐるものがいっぱい!(北八ヶ岳・こまどり沢上あたり)


一昔と比べてみても、子どもたちを取り巻く社会は急速に変化しています。
子どもが社会やコミュニティーから守られているというのは、もはや神話か物語の世界であり、無力で立場の弱い子どもたちは、もっとも危険にさらされているとも言えます。大げさに言えば、子どもたちは毎日のように世界各地で誘拐されたり殺されたり、虐待やいじめに遭っています。

ほとんどの子どもたちには、それを回避したり察知する術(すべ)は何も持ち合わせていません。とくに日本人の場合はそれが顕著に見られます。どんなに親が「気をつけなさいね」と言っても、そのときにならなければ、あるいはそのときになっても、ほとんどの子どもたちはどうすることもできないのが現状ではないでしょうか。



草履(ぞうり)を履いています。
家にいる以外の時間、下手をすると登山靴で歩いている時間のほうが長いこともあるので、なるべく足を解放したいこともあります。それ以上に、草履で歩くと左右の足の出し方、足の運び方、地面への足の接地などが、自然に理想的なスタンスをとっている感触がします。心なしか姿勢もよくなるように思います。足の親指と人差し指の股を鼻緒にひっかけて歩くことで、自然と正しい歩き方が身につくようです。


産経新聞 2014年5月31日より


緑のベールが標高の高い山にもぐんぐんと広がり、
家族で野山へ出かける最適な季節を迎えています。
近年、過熱気味とも思える登山ブームの中で、
子どもと一緒に山へ向かう「家族登山」も急増して
います。

そんな中、産経新聞の依頼を受けてインタビューに答えました。


『山と渓谷』2014年6月号


5月15日発売の雑誌『山と渓谷』6月号は、別冊付録に「ファミリー登山BOOK」が付いています。「家族で登山を始めよう!」という方々にとって、ファミリー登山の楽しさ、コツ、ノウハウなどが満載された一冊。おすすめのコースガイドも低山から二千メートル峰まで8つ紹介。

このうち「幕山」(626m、神奈川)、「景信山」(727m、東京)、「天狗岳」(2646m、長野)の3つを「親子山学校」主宰の関が紹介しました。山の初心者親子からワンランク上をめざす親子まで、どうぞ参考にご覧下さい。

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