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山には子どもの冒険心をくすぐるものがいっぱい!(北八ヶ岳・こまどり沢上あたり)


一昔と比べてみても、子どもたちを取り巻く社会は急速に変化しています。
子どもが社会やコミュニティーから守られているというのは、もはや神話か物語の世界であり、無力で立場の弱い子どもたちは、もっとも危険にさらされているとも言えます。大げさに言えば、子どもたちは毎日のように世界各地で誘拐されたり殺されたり、虐待やいじめに遭っています。

ほとんどの子どもたちには、それを回避したり察知する術(すべ)は何も持ち合わせていません。とくに日本人の場合はそれが顕著に見られます。どんなに親が「気をつけなさいね」と言っても、そのときにならなければ、あるいはそのときになっても、ほとんどの子どもたちはどうすることもできないのが現状ではないでしょうか。


よちよち山OGで4月からキッズのNちゃんはまだ4歳


親子山学校のキッズクラスには現在、新旧あわせて70名余りの子どもたちが在籍し、毎月の定例トレッキングに参加しています。キッズクラスの最大の特徴は、満4歳の子どもから小学校6年生の12歳児まで、という幅広い年齢の子どもたちが一緒になって、同じ距離、同じ時間を共有しながら、目的地をめざして歩いていることです。最大で八つも歳が違う子どもが、同じペースで歩いているということは、実はとてもすごいことなのです。



草履(ぞうり)を履いています。
家にいる以外の時間、下手をすると登山靴で歩いている時間のほうが長いこともあるので、なるべく足を解放したいこともあります。それ以上に、草履で歩くと左右の足の出し方、足の運び方、地面への足の接地などが、自然に理想的なスタンスをとっている感触がします。心なしか姿勢もよくなるように思います。足の親指と人差し指の股を鼻緒にひっかけて歩くことで、自然と正しい歩き方が身につくようです。


産経新聞 2014年5月31日より


緑のベールが標高の高い山にもぐんぐんと広がり、
家族で野山へ出かける最適な季節を迎えています。
近年、過熱気味とも思える登山ブームの中で、
子どもと一緒に山へ向かう「家族登山」も急増して
います。

そんな中、産経新聞の依頼を受けてインタビューに答えました。



先日、入笠山(長野県)の下見を終えて、中央本線の富士見駅から上り普通列車に乗っているときでした。鳥沢駅に電車が滑り込むと、プラットホームで列車の到着を待つ大勢の小学生たちの姿が車窓越しに見えました。「ああ、この子たちが乗り込んでくると車内は相当さわがしくなるな」。そう思い込んで私は身構えていました。

ドアが開き、件の小学生たちが続々と乗り込んできました。子どもたちは空いている座席に分散して座りました。私の隣に二人、目の前の席に四人の男の子が座りました。離れた座席にも残りの子どもたちが座った様子です。やがて列車が走り出しました。

しばらくして、なんだか様子がおかしいことに気づきました。